第2回 ★ 不自由なこと
2025.08.07
コラム
こんにちは、施設長の福島です。
私が高校生の頃、自分で車を運転しておられる車椅子の女性と知り合う機会がありました。
スーパーでお会いした時にその方の車内を見せて頂くと、いろいろな工夫がされていることになんだか感動しました。「おばちゃんは、足が不自由やけどこうやって車でどこでも行けるし生活は不自由やないんよ。」と笑顔で言われました。前向きな考え方に私は元気をもらった事を覚えています。
よく「障がい者は可哀そうではなく、ただ不自由なだけ」と言われます。私はこの頃、障がい者は可哀そう、気の毒やなと思っていました。はい、こんな考えは本当に失礼です。
見えにくい人は眼鏡を使い、歩けない人は車椅子を使い、聞こえにくい人は補聴器を使う。
不自由で不可能から自由で可能になる。そこには、出来ないをどうすれば出来るかを考えた人達がいる。
柔軟な考え方、大事ですね。目をつむり、深呼吸して他に方法はないか考える。
まるで一休さんですが。(分かる人は、同年代ですね。)
瞑想でもいいです。皆さんも試してみてください。
9月へ続く。